冬休みの思い出例文！小学生〜大人まで使える書き方

冬休みの思い出を書く宿題や話題、いざ向き合うと「何を書けばいいの？」と悩んでしまいますよね。

この記事では、小学生の作文から大人のエッセイ風な文例まで、そのまま使える例文40選を厳選して紹介。

さらに、「どうやって書き出すの？」「どんな気持ちを入れるといいの？」といった疑問にも答えながら、読んでもらえる・伝わる文章を作るコツも丁寧に解説します。

ネタ探しに困っている人も、文章力に自信がない人も、この記事があればもう安心。

ぜひ、自分の冬休みを言葉で振り返ってみましょう。

冬休みの思い出をうまく書くコツは？

冬休みの思い出を書くとき、「何を書けばいいかわからない」「思い出せない…」と困ることってありますよね。

でも大丈夫。ちょっとしたコツを押さえれば、自分らしい作文や会話がぐんと書きやすくなります。

この章では、ネタ出しや気持ちの書き方、作文と会話の違いなど、基本的なポイントを紹介します。

「思い出せない…」ときに効くネタ出し法

いざ書こうと思っても、冬休み中の出来事を思い出せない…なんてこと、ありませんか？

そんなときは、次のような質問を自分に投げかけてみましょう。

質問	ヒント
冬休みにどこかへ行った？	初詣、公園、ショッピングモールなど
誰と過ごした？	家族、友達、祖父母など
どんなことをした？	雪遊び、ゲーム、大掃除、読書など
何が楽しかった？	笑った瞬間、驚いたこと

これらの問いに答えるだけでも、ネタのタネが見つかるはずです。

心に残った気持ちを入れるだけで印象が変わる

作文や思い出話では、「楽しかった」「嬉しかった」などの気持ちを入れることがとても大切です。

たとえば、「お正月におもちを食べた」だけではなく、

「家族でおもちを焼きながら、笑って過ごせたことが心に残った」と書くだけで、一気に深みが出ます。

感じたことや考えたことが入ると、読み手の心にも響く文章になりますよ。

作文用と会話用で表現はどう変える？

同じ「冬休みの思い出」でも、作文と友達との会話では表現のしかたが違います。

作文の場合	会話の場合
「〜しました」「〜と思いました」など丁寧な文体	「〜したよ」「〜って思った〜」など話し言葉
書き出しやまとめを意識して構成する	話の途中からでもOK。自然な流れで
一文を短くし、読みやすくする	テンポよく、感情を込めて話す

作文では、きちんとした文章構成が求められる一方で、会話では気軽な表現でOKです。

目的に応じて使い分けてみましょう。

小学生向け｜冬休みの思い出例文まとめ【フルバージョン付き】

小学生が冬休みの思い出を書くときは、「誰と」「どこで」「何をしたか」に加えて、「どう思ったか」「どんな気持ちだったか」がポイントです。

この章では、学年別に短い例文とフルバージョンの例文を紹介します。

そのまま書いてもいいですし、少しアレンジして使ってもOKです。

低学年（1〜2年生）向け｜短文＋フル例文

短文例：

• おしょうがつに、いもうととおもちをやいてたべました。
• ゆきがつもっていたので、おにいちゃんとゆきだるまをつくりました。

フルバージョン例文：

「おしょうがつに、おばあちゃんのいえへいきました。」

「いとこといっしょにかるたをして、まけてくやしかったけど、たのしかったです。」

「おせちりょうりのなかでは、くりきんとんがいちばんすきです。」

またらいねんも、おばあちゃんのいえへいって、いとことあそびたいとおもいました。

構成のポイント	説明
はじめ	いつ・どこへ行ったか
なか	なにをしたか、どうだったか
おわり	気持ち、またやりたいこと

中学年（3〜4年生）向け｜短文＋フル例文

短文例：

• 冬休みに、家族でスキーに行きました。
• おもちを焼いて食べたとき、外はカリカリ、中はふわふわでとてもおいしかったです。

フルバージョン例文：

「冬休みに、いとこの家族といっしょにスキー旅行に行きました。」

「はじめてスノーボードに挑戦しましたが、すぐに転んでしまいました。」

「でも、いとこがやさしく教えてくれて、少しだけすべれるようになりました。」

何度も転んでひざが痛くなったけれど、それでも最後までがんばれてうれしかったです。

「家族みんなで写真を撮ったことも、楽しい思い出です。」

高学年（5〜6年生）向け｜短文＋フル例文

短文例：

• 冬休みは受験勉強をしながら、合間にマンガを読むのが楽しみでした。
• 久しぶりに祖父母の家に泊まり、昔の話を聞くのがとてもおもしろかったです。

フルバージョン例文：

「冬休みは、祖父母の家で年越しをしました。」

「祖母といっしょにおせち料理を作り、黒豆をつやつやに仕上げるコツを教えてもらいました。」

「夜には家族全員でテレビを見ながらカウントダウンをして、新年を迎えました。」

「祖父が話してくれた子どもの頃の年越しの話が、今とまったく違っていて驚きました。」

昔と今を比べながら話すのはおもしろく、もっと話を聞いてみたくなりました。

「祖父母との時間が、今年の冬休みでいちばん心に残っています。」

中学生・高校生向け｜印象に残る冬休み作文例

中学生・高校生になると、冬休みの作文でも内容の深さや構成力が求められます。

この章では、「行事」「日常」「自己成長」の3つのテーマごとに、実際に使える例文を紹介します。

どれも構成＋感情＋学びが含まれており、そのまま提出できる完成度を目指しました。

行事（初詣・年越しなど）の例文

タイトル：「初詣で感じた一年のスタート」

「元日の朝、家族と一緒に近所の神社へ初詣に出かけました。」

「雪が積もった境内にはすでにたくさんの人がいて、空気は冷たく、でも少しピンと張りつめたような雰囲気でした。」

「参拝を済ませたあと、おみくじを引くと『吉』と書かれていて、『地道な努力が実を結ぶ』という言葉が心に残りました。」

「私は今年、部活動でレギュラーメンバーを目指しているので、この言葉を忘れずに毎日少しずつ努力を続けていこうと決めました。」

一年のスタートに、自分の目標と向き合うことができた良い時間でした。

勉強・日常生活・部活の例文

タイトル：「冬休みの中の挑戦」

「冬休みといえばリラックスする期間というイメージがありましたが、今年は違いました。」

「私は受験を控えており、ほとんど毎日、午前中は図書館で、午後は塾で勉強漬けの日々を送りました。」

「朝起きるのがつらい日もありましたが、友人と一緒に勉強することで集中力が保てました。」

「特に苦手だった数学の問題集を1冊解き終えたときは、自分でも驚くほどの達成感がありました。」

遊びたい気持ちもありましたが、将来の自分のために努力できたこの冬休みは、自信になりました。

自己成長・反省・気づきを含んだ例文

タイトル：「祖父との時間が教えてくれたこと」

「冬休みに祖父母の家を訪れたとき、祖父とゆっくり話す機会がありました。」

「祖父は昔、学校の先生をしていたそうで、勉強に行き詰まっている私に色々なアドバイスをくれました。」

「その中で印象的だったのが、『完璧じゃなくてもいい。でも諦めるのは一番もったいない』という言葉です。」

「私はつい結果ばかりを気にしてしまい、途中で投げ出したくなることが多かったのですが、この言葉を聞いて少し気持ちが楽になりました。」

この冬休みは、成績以上に大切なことを学べた期間でした。

テーマ	気持ちの深掘りポイント
行事	空気感・祈ったこと・印象に残った言葉
勉強・部活	どんな困難があったか・乗り越えた工夫
人との関わり	何を教えてもらったか・心に残った一言

社会人・大人向け｜冬休みの思い出文例

大人になると冬休みはあっという間に過ぎてしまうものですが、だからこそ「普段とは違う過ごし方」が印象に残りますよね。

この章では、社会人や大学生などの大人に向けて、使える文例を2つのシチュエーション別に紹介します。

友人との会話や、SNS、手紙、社内コラムなどにも使える内容に仕上げています。

帰省・家族との時間をテーマにした例文

タイトル：「実家での時間がくれたもの」

「冬休みには、数年ぶりに実家へ帰省しました。」

「学生時代は当たり前だった年末年始の風景も、離れて暮らすようになるとどこか懐かしく感じます。」

「特に、母が毎年作ってくれる煮しめの香りや、祖父が紅白を見ながらつぶやく一言ひとことが、心にしみました。」

「何気ない会話や夕飯の時間が、これまでとは違う意味を持っているように感じ、つい携帯を置いて会話に集中してしまうほどでした。」

忙しい日常の中で見過ごしていた大切な時間を、静かに思い出せる冬休みとなりました。

旅行・趣味・一人時間を描いた例文

タイトル：「雪と温泉と、静かなリセット」

「この冬休みは、友人と2人で長野の温泉旅館に出かけました。」

「到着した日は一面の雪景色で、空気が澄んでいて静かで、思わず深呼吸をしたくなるような感覚でした。」

「露天風呂では、真っ白な雪を眺めながらゆっくりと湯に浸かり、日々の忙しさがじわじわとほどけていくような心地よさがありました。」

「夜は囲炉裏を囲んで地元の料理を楽しみ、久しぶりに心から笑い合える時間が過ごせました。」

非日常の中に身を置いたことで、心のざわつきが落ち着き、また前を向いて進もうと思えた旅でした。

シチュエーション	ポイント
帰省	懐かしさ・家族との対話・昔との比較
旅行	風景の描写・非日常・リフレッシュ感

大人の思い出は、「気づき」や「振り返り」があるとより深みのある文章になります。

その場の出来事だけでなく、自分が何を感じ、何を思ったかを添えることを意識してみてください。

テーマが決まらないときに使えるネタ集

「書くことが思いつかない…」というときってありますよね。

そんなときは、次のようなカテゴリ別のネタから選んでみると、スムーズにアイデアが広がります。

どれも、冬休みらしいシチュエーションで、作文や会話にも使いやすい話題です。

行事系（年越し・おせち・初詣など）

季節ならではのイベントは、思い出として書きやすく、読んでもらう側にも共感されやすいです。

行事	ネタ例
年越し	テレビ番組を家族で見た、年越しそばを食べた
お正月	おせちの中で好きな料理は？ 祖父母の家で過ごした
初詣	どこの神社へ行った？ おみくじの内容は？

「どんな場面で、何を感じたか」を書くと印象が深まります。

家族・友人との時間

誰かと一緒に過ごした時間は、会話や出来事が思い出として残りやすいですよね。

• 祖父母の家に泊まりに行った
• いとこや親戚と遊んだ
• 友達と雪遊びやゲームをした
• 家族で買い物や外食に出かけた

家族との会話や、ちょっとしたハプニングも立派なネタになります。

チャレンジ・学び・トラブル系の出来事

冬休み中に「頑張ったこと」「うまくいかなかったこと」などは、作文に深みを出してくれます。

テーマ	ネタ例
チャレンジ	料理に挑戦した、本をたくさん読んだ
学び	自由研究に取り組んだ、日記をつけた
困ったこと	雪で予定が変わった、忘れ物をして焦った

失敗談も「そこから何を感じたか」を書けば、読みごたえのある文章になります。

思い出は、派手な出来事じゃなくてもOK。

自分が「ちょっと印象に残ったこと」「心が動いた瞬間」を思い出してみてください。

まとめ｜心に残る作文を仕上げるには

冬休みの思い出を作文や文章にするには、ちょっとした工夫で「読みたくなる文章」に変えることができます。

今回ご紹介したコツや例文を活用すれば、誰でも自分らしい表現で冬休みを振り返ることができます。

ポイント	意識したいこと
出来事の整理	「いつ・どこで・誰と・何をしたか」を具体的に
気持ちの描写	「どう感じたか」「なぜ印象に残ったか」を一言でも加える
構成力	はじめ・なか・おわりの3部構成を意識
読者を想像	誰に読んでもらいたいかを考えて言葉づかいを選ぶ

「何を書けばいいか分からない」ではなく、「どれを書くか迷う」状態を目指すのが理想です。

ちいさな一日でも、そこにあなたらしい視点や感情があれば、それは立派な「思い出」になります。

ぜひこの記事を参考に、自分だけの冬休みを文章で残してみてくださいね。