翻訳を依頼したいけれど、どのようにメールを書けば失礼にならないか迷うことはありませんか。
本記事では、ビジネスから個人、学術や英語での依頼まで、状況別に使える翻訳依頼メールのフルバージョン例文を多数掲載しています。
件名や挨拶、本文の書き方だけでなく、納期確認やお礼メールまでカバー。これを読めば、誰でも失礼なく、スムーズに翻訳を依頼できるメールを作成できます。
翻訳依頼メールの基本マナーと考え方
翻訳をお願いする際のメールは、単なる依頼文ではなく、相手に誠意と配慮を伝える大切なコミュニケーション手段です。
この章では、翻訳依頼メールを書く前に知っておきたい基本マナーと考え方を整理します。
翻訳依頼メールとは?目的と重要性
翻訳依頼メールは、相手に「何を、いつまでに、どのように翻訳してほしいか」を明確に伝えるための文書です。
単に文章を送るだけでなく、正確に依頼内容を伝えることで、誤解や手戻りを防ぎ、スムーズなやり取りを実現できます。
依頼時に押さえておくべき5つのマナー
翻訳依頼メールで意識すべきマナーは以下の通りです。
| マナー | 具体例 |
|---|---|
| 1. 早めに依頼する | 締め切りの余裕を持って依頼し、相手のスケジュールを尊重する |
| 2. 丁寧な挨拶 | 「お世話になっております」「突然のご連絡失礼いたします」など |
| 3. 依頼内容を明確にする | 翻訳対象、言語、分量、納期、用途を具体的に伝える |
| 4. 感謝の気持ちを伝える | 依頼前後に「ご対応ありがとうございます」と伝える |
| 5. 丁寧な締め | 「何卒よろしくお願いいたします」で結ぶ |
依頼メールで伝えるべき内容チェックリスト
メール本文に必ず含めたい情報を整理しておくと、依頼がスムーズになります。
- 翻訳対象の言語ペア(例:日本語→英語)
- 文書の種類(契約書・報告書・資料・メールなど)
- 分量(文字数・ページ数)
- 納期(具体的な日付)
- 納品形式(Word、PDF、メール本文など)
- 用途(社内用・提出用・公式文書など)
これらの情報を整理してからメールを作成すると、相手が迷わず対応できるメールになります。
翻訳依頼メールの基本構成とテンプレート
翻訳依頼メールは、形式を整えることで相手に誤解なく伝わります。この章では、基本構成とそのまま使えるテンプレート例を紹介します。
メール構成の基本型(件名・挨拶・本文・締め)
翻訳依頼メールは大きく4つの要素で構成されます。
- 件名:内容が一目で分かるタイトル
- 挨拶:相手への敬意や前置きの言葉
- 本文:翻訳依頼の詳細(対象、分量、納期、納品形式、用途)
- 締め:感謝の言葉と今後の対応を促す文
【テンプレート付き】汎用ビジネス翻訳依頼メール例文(フルバージョン)
以下は、ビジネスでよく使われるフルバージョン例文です。そのままコピーして使えます。
件名:翻訳依頼のお願い(日本語→英語)
本文:
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。△△株式会社の□□です。
このたび、添付の資料(〇ページ・〇文字)を日本語から英語に翻訳していただきたくご連絡差し上げました。納期は〇月〇日までを希望しております。納品形式はWordファイルでお願いいたします。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
何か不明点や追加情報が必要な場合は、ご遠慮なくお知らせください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
〇〇株式会社 △△ △△
メール:xxxx@xxxx.co.jp
電話:xxx-xxxx-xxxx
件名・宛名・挨拶の正しい書き方と文例
件名や宛名、挨拶はメールを開く前の印象を左右します。以下の例を参考にしてください。
| パート | 例文 |
|---|---|
| 件名 | 翻訳依頼のお願い(契約書) Translation Request: Report Document |
| 宛名(ビジネス) | 〇〇株式会社 〇〇様 |
| 宛名(個人) | 〇〇様、〇〇さん |
| 挨拶(初回) | 突然のご連絡失礼いたします。 お世話になっております。 |
| 挨拶(定期) | いつもお世話になっております。 平素より大変お世話になっております。 |
件名は簡潔に、宛名や挨拶は相手との関係に応じて調整すると印象が良くなります。
シーン別 翻訳依頼メールの例文集【コピペOK】
翻訳依頼メールは状況に応じて文面を変えると、よりスムーズに対応してもらえます。この章では、ビジネス・個人・学術・友人向けなど、シーン別にフルバージョンの例文を紹介します。
① ビジネスで翻訳会社・取引先に依頼する例文(正式依頼)
件名:報告書翻訳のお願い(日本語→英語)
本文:
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。△△株式会社の□□です。
添付の報告書(全10ページ、約5,000文字)を日本語から英語に翻訳していただきたくご連絡いたしました。納期は〇月〇日までを希望しております。納品形式はWordファイルでお願いいたします。
お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。必要に応じて追加情報をお知らせください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
△△株式会社 □□ △△
メール:xxxx@xxxx.co.jp
電話:xxx-xxxx-xxxx
② 個人から専門家・フリーランス翻訳者に依頼する例文(見積もり依頼付き)
件名:翻訳のお願い(ウェブ資料)
本文:
〇〇翻訳事務所 〇〇様
突然のご連絡失礼いたします。私は個人でウェブサイト運営を行っております□□と申します。
添付の文章(約1,200文字)を日本語から英語に翻訳していただきたく存じます。納期は急ぎではありませんが、2週間以内にご対応いただけると助かります。お見積りも併せてお知らせいただけますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
□□
メール:xxxx@xxxx.jp
③ 学術・論文翻訳をお願いする場合の例文(大学・研究機関向け)
件名:論文翻訳の依頼(日本語→英語)
本文:
〇〇大学 〇〇研究室 〇〇様
平素より大変お世話になっております。□□大学の△△と申します。
このたび、論文原稿(約8,000文字)を日本語から英語に翻訳していただきたくご相談差し上げました。納期は〇月〇日までを希望しております。納品形式はWordファイルでお願いいたします。
ご多忙中恐縮ですが、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
□□大学 △△ △△
④ 友人・知人にカジュアルにお願いする例文
件名:翻訳お願いできる?
本文:
〇〇さん
こんにちは、□□です。ちょっとお願いがあって連絡しました。
添付の文章を日本語から英語にしてもらえないかな?内容は簡単なもので、時間があるときで大丈夫です。
よろしくお願いします。
□□
⑤ 英語で翻訳を依頼するメール例文(英文化例)
Subject: Request for Translation (Japanese to English)
Body:
Dear Mr./Ms. [Name],
I hope this message finds you well.
I would like to request your assistance in translating the attached document from Japanese to English. The document is approximately [number] pages and contains [number] words.
If possible, could you provide an estimated schedule and quotation? I would appreciate it if the translation could be delivered by [desired date].
Thank you very much for your time and support.
Best regards,
[Your Name]
依頼後のやり取りに使えるメール例文
翻訳依頼を送った後も、納期確認や修正依頼、納品後のお礼メールなど、やり取りを丁寧に行うことが信頼構築につながります。
納期確認・修正依頼メールの例文
件名:翻訳進捗の確認(〇月〇日納期)
本文:
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日お願いした翻訳(〇ページ、〇文字)の進捗状況についてご確認させていただけますでしょうか。納期の〇月〇日までに問題なく対応可能かお知らせいただけると助かります。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
□□
納品後のお礼メール・返信の例文
件名:翻訳納品ありがとうございます
本文:
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
このたびは翻訳のご対応、誠にありがとうございました。納品いただいた内容を確認し、問題なく受領いたしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
□□
支払い・完了報告の丁寧な伝え方
件名:翻訳料金のお支払い完了のご報告
本文:
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日納品いただいた翻訳の料金を、本日お支払いさせていただきました。ご確認いただけますと幸いです。
このたびは迅速かつ丁寧なご対応、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
□□
翻訳依頼メールで失敗しないための注意点
翻訳依頼メールでは、ちょっとした書き方の違いで誤解が生まれることがあります。この章では、失敗を防ぐためのポイントを整理します。
曖昧な依頼や抜け漏れを防ぐチェック項目
メール送信前に以下を確認すると、誤解や手戻りを防げます。
- 翻訳対象の言語ペアを明確に記載しているか
- 文書の種類・分量・納期・用途を具体的に伝えているか
- 必要なファイルを添付しているか
- 依頼内容が簡潔で、1通のメールで完結しているか
添付ファイル名・形式の正しいマナー
添付ファイルは分かりやすい名前にして、形式も相手が扱いやすいものを選びましょう。
- 例:report_2026_translation_request.docx
- 形式:Word、PDFなど、依頼先の希望形式を確認
- ファイルサイズが大きい場合は、圧縮やクラウド共有の案内も添える
返信やお礼で信頼を積み重ねるコツ
納品後の対応やお礼メールも重要です。以下を意識しましょう。
- 翻訳完了後はすぐに受領確認メールを送る
- 修正依頼がある場合も丁寧に伝える
- 納品後に感謝の言葉を添えることで、次回依頼もスムーズに
まとめ|丁寧な依頼が信頼と成果を生む
翻訳依頼メールは、ただ文章を送るだけではなく、相手との信頼関係を築く重要な手段です。形式を整え、内容を明確に伝えることで、誤解や手戻りを防ぎ、スムーズなやり取りが可能になります。
伝え方次第で印象が変わる
件名、挨拶、本文、締めの一つひとつが、受け取った相手の印象に直結します。丁寧で分かりやすい文章を心がけることで、依頼内容が正確に伝わるだけでなく、依頼者としての信頼も高まります。
テンプレート+自分の言葉で“気持ちを伝える”ことが大切
テンプレートを使うことは効率的ですが、そのまま使うだけでは味気ない印象になりがちです。依頼先の関係性や状況に応じて、自分の言葉で感謝や配慮を添えることで、メールの印象が格段に良くなります。
今回紹介した例文やテンプレートを参考にしながら、自分なりの言葉を加えて丁寧に依頼することで、相手との信頼関係を深め、スムーズな翻訳作業を実現できます。



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